「クリニックを去ります」——福岡に分院ができるという話
2回目の流産の後だったと思います。
ある日の診察で、先生からこのクリニックを去ることを告げられました。
福岡に分院ができ、そこの院長に就任するというお話でした。
主治医になってもらってから3年。
他の先生と治療を続けていくことに、不安を覚えました。
先生が沖縄を離れる時期などを聞きながら、頭の中では「旦那と相談しないとな……」と考えていました。
他の先生では、想像できなかった
家に帰り、旦那に先生がクリニックを去ることを伝え、この後どの先生に診てもらうか相談しました。
他の先生の写真を見ながら、
「この先生かな?」
「最初に診てもらっていた女の先生に戻る?」
そんな話もしました。
でも、どうしてもその先生たちと治療を続けている自分の姿が想像できませんでした。
「この先生になら、納得できる」
思えば、主治医になってもらって間もない頃から、なぜか「この先生なら信頼できる」と感じていました。
うまく理由を説明できるわけではありません。
直感とか、感覚的なものだったと思います。
でも、
「この先生に診てもらって、それでも最後に授からなかったなら納得できる」
そう思えたことが、私にとってはとても大きかったのです。
他の先生と、またゼロから信頼関係を築けるだろうか。
もし信頼関係を築けたとして、授からなかった時に「ここまでやった」と納得して治療を終えることができるだろうか。
自問自答してみましたが、答えはやっぱり「納得できない」
いろいろ考えて、旦那と相談した結果――
「先生についていこう」
という結論になりました。
先生に伝えた日、そして福岡への移住を決めた
そのことを先生に伝える診察の日。
沖縄から福岡までついていくなんて言ったら、引かれるんじゃないかと内心ドキドキしていました😅
旦那がそのことを伝えると、先生も少し驚いた様子でした。
そりゃそうだよね……と、一瞬汗が吹き出しそうになりました。
でもその後、先生は福岡で暮らすならどの地域がいいか、街の雰囲気はどうかなど、紙に路線図のようなものを書きながら教えてくれました。
どういう反応をされるのかが一番怖かったので、いつも通り話してくれたことが、とてもありがたかったのを覚えています。
また信頼できる先生のもとで治療を続けられる。
そして、もともと好きだった福岡に住める。
不安もありましたが、その2つがとても嬉しかった🙌
こうして私たちは、不妊治療を続けるために沖縄から福岡へ移ることを決めました。
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